Blog: Dream on Travel

一度しかいない人生を旅するように生きたい!日々学んだことや感じたこと。

地域おこし協力隊という選択。

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しばらく更新していませんでしたが、

ついに2018年4月に2年間勤務したメーカー企業を退職し、

福島県で地域おこし協力隊として働きはじめました!

 

旅について書くということで始めたこのブログですが、

これからは旅だけでなく、転職や仕事で発見したこと等、

もう少し話題を広げて書いていきたいと思います。

転職を考え始めてからの1年間、いろいろなことで悩みましたが、

同じように悩める人への1つの選択肢として、今回は

転職先に選んだ「地域おこし協力隊」について書きたいと思います。

 

 

 地域おこし協力隊とは?

 そもそも「地域おこし協力隊」とはなんぞや?

という方が多いかと思うので、少し説明します。

 

地域おこし協力隊は簡単に言うと、

都会から田舎に人(特に若者)を送り込んで

地域を活性化してもらおう

という総務省が地域創生の一環で行なっている制度です。

 

少子高齢化に伴う、地方の過疎化の問題解決に向けた

1つの方法として平成21年度から導入されているようです。

 

年々その隊員数は増加しており、前年の平成29年度には、

全国997の自治体で約5000人が活動しています。

当初に比べるとかなり知名度が上がって来ているようです。

 

応募に関しては、基本的な趣旨が都会から田舎に人を送ることなので、

総務省が規定する対象地域に住民票がある

ことがまず応募条件になります。

 

ここで言う対象地域は主に全国の政令指定都市になりますが、

規定がややこしいので詳細は総務省のHPで確認が必要です。

 

また、この制度は「地方移住」を最終ゴールとしているため、

住民票を活動地の自治体に移すことが必須条件になっています。

 

私も着任後、横浜市二本松市に住民票を移しました。

ちなみに任期は1年ずつの契約更新で、最大3年間です。

 

応募の詳細や要項などは総務省のページに載っていますので、

ご興味のある方は一度目を通してみると良いと思います。

総務省|地域力の創造・地方の再生|地域おこし協力隊

 

地域おこし協力隊って何するの?

 では実際に地域おこし協力隊はどんなことをするの?

という最も重要なポイントですが、

職種や分野は案件によってさまざまです。

 

私は現在、温泉街の観光PRや情報発信をメインに活動していますが、

同じ二本松市でもスポーツ施設での指導や和紙文化の伝承など、

職種・募集は多岐に渡ります。

 

それに加えて、活動地域も全国さまざまなので、

活動地域 ×  職種・分野

の組み合わせで自分に合った募集を選ぶことになります。

 

地域おこし協力隊の活動内容や、募集案件については、

移住・交流推進機構 (JOIN)の特設ページがとても見やすくまとまっているので、気になっている方はまずチェックしてみてください!

 

色々な隊員のインタビューやブログなども読むことができます。

www.iju-join.jp

 

どんな人におすすめ?

地域おこし協力隊は全国に今や約5000人いると前述しましたが、

その数の通り、年齢も経歴も本当にいろいろな人がいます。

 

現時点で私が考えるこんな人におすすめ!というのをあげてみました。

 

地方創生に興味がある人

一番はやはり地方創生に携わりたい人です。 

特別なスキルや専門がなくても地方創生の現場に

飛び込むことができるのはこの制度ならではだと思います。

 

起業したい人 

地域おこし協力隊は、将来的に自分で事業を起こしたい人、

つまり起業を考えている人にもお勧めできると思います。

 

というのも「地域おこし協力隊」では、

3年間の任期を満了すると、

起業資金として100万円が交付されるからです。

ただしこれは活動した自治体での起業の場合のみ有効です。

 

やはり都市部に比べて企業自体が少ない地域社会では、

サラリーマンではない自営業の人にも多く出会うため、

私自身、起業というワードが以前よりも身近なものになりましたし、

3年の間に事業化した自分の興味や地域の課題に対して、

起業して自分の仕事にできるのはとても理にかなっていると思います。

 

好きを仕事にしたい人 

 最後は自分探しや自分の興味を仕事にしたい人です。

これは一般企業への転職と同じかもしれませんが、

一般的に地方の団体の多くは規模が小さいこともあり、

早い段階で裁量を持って事業を行うことができると思います。

 

その反面、きちんとした研修等はないことが多いので、

自分で目標を持って切り開いていく力は必要になると思います。

 

私自身、実際に着任して約1ヶ月が経ちましたが、

スタートアップのような状態で、自分の決まった仕事がないため、

日々仕事のやり方や進め方にまだ慣れない部分があります。

 

そんなところもひっくるめて自分で解決する力が

求められているんだなと感じます。

 

まとめ

簡単に地域おこし協力隊について、基本知識と私見を書きましたが、

興味のある方はまず、募集や実際の隊員のインタビューを

チェックしてみることをおすすめします。

 

やはり任期満了後に100万円の起業資金がもらえるというのは

起業に関心のある方には大きなポイントになるのではないでしょうか。

 

もしも気になる募集があれば、その活動地域の自治体のHPを

確認して出来るだけ、先方とマッチングがうまくいくよう、

情報収拾をすることが上手な活動に繋げるコツです。

 

派遣先とのニーズのミスマッチで任期途中で退職...なんて

話も少なからずありますので、ここは慎重に行いたいところです。

 

参考関連リンク

下記、ご参考までに役立ちそうなリンク集です。

○移住・交流推進機構(JOIN)ホームページ

 分かりやすく制度の説明や募集、インタビュー等が掲載されています。

www.iju-join.jp

 

灯台もと暮らし(Webメディア)

 地域での暮らし方を考えるWebメディア。

 地域おこし協力隊特集で15人の隊員に質問形式での

 インタビューを掲載しています。

motokurashi.com

 

○TURNS(雑誌・Webマガジン)

 地方への移住・定住をテーマとした雑誌です。

 誌面やサイトがスタイリッシュで内容も充実しています。

 地域おこし協力隊についてもいくつか記事があがっています。

turns.jp